2019.5.30
- みずこしふみ
- 2019年5月30日
- 読了時間: 2分
庭の柚子(多分)の木に
アゲハの幼虫がきて
とても嬉しかった
柚子の木はもともと植えてあったものだけど
自分の植えた花に
蜂や虫たちがきてるのが
すごく嬉しかった
虫ももちろん好きなんだけど
それよりも
そこで始まったようで。
虫がいなければ
花が無ければ
鳥ちゃんは生きていけなくて
だからうれしかった
そしてさっき
イソヒヨドリが、アゲハの幼虫を
食べにきた
やっぱりうれしかった!
パートナーは、
私がションボリするんじゃないかと
心配してくれてたのだけど
さっきまでかわいいかわいいと
見ていた幼虫が食べられても
ワーイ!と喜ぶ私に
安心してた
私は生き物を
1つの方向からは見ないようにしてて
どれもかわいく、美しいけど
どれも生きて死ぬ運命で
そして、そのぐるぐるの中の
1つの役目が
あるのだと思ってる
何年か前に
カラスが何かのヒナをくわえて
飛んでったのをみて
かわいそう
と近くにいたみんなが言っていて
わたしには全く違って見えてるんだ
と気づいたことがあって
そのヒナもかわいい赤ちゃんかも
しれないけど
カラスだって
かわいい赤ちゃんが
待ってるのに
と思う
人間的にみたら
屍肉をあさる
スカベンジャーは
嫌われがちだけど
彼らのおかげで
腐敗はひろがらない
今、目の前の公園には
シロヒトリというガが
ヒラヒラたくさん飛んでる
アメリカシロヒトリか、どうか、
まだわたしには特定できないけど
きっと沢山の葉っぱを食べたのだと思う
肉食動物に食べられなくなった人間は
生き物のピラミッドから抜けた
天変地異のひとつだと
私は思ってる
天変地異の人間が
害虫だなんて
外来種だなんて
そんなちっさいこと
言わないでいいんじゃないかしら
みんな虫
みんな生き物
天変地異の人間が
天変地異的に変えてる環境の中を
イカした生態で生き抜く
カッコイイ生き物
食って食われて
増えて減る
単純で必然で
難解で偶然
なんてかっこいいんだろう

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